知名度: 4.0
発見難易度: 5.0
カーニバルの見せ物となった男
「氷河期から来た男」としてカーニバルの見せ物になっていたミネソタ・アイスマン。
身長は1.8メートル、顔などをのぞく全身が10センチメートル程度の長い毛で覆われ、後頭部は銃で撃たれために崩れている。
当時の所有者であるフランク・ハンセン氏は「ミネソタ州山間部で友人と狩りに出た際に遭遇し、射殺したものである」と語っている。
捕獲したアイスマンは凍らして保管されることとなった。
氷漬け獣人「ミネソタ・アイスマン」の正体とは!?
このアイスマンに未確認動物学者のアイヴァン・サンダースン氏が興味を抱いた。
同じく未確認動物学者のベルナール・ユーベルマン氏とともに3日間調査を行い、アイスマンを「本物の獣人である」と結論づけたのである。
さらにこの獣人の正体について「ベトナム戦争中に捕獲されたネアンデルタール人であり、米国内に連れてこられたものではないか」と予想している。
アイスマンを包む氷が溶けた部分から明らかに腐臭がしたため、何らかの生物であると断定したとそうだ。
現在でもアイスマンは獣人と考えられているのか
アイスマンが獣人であるとした鑑定後、アイスマンの知名度は格段に上がり、正体についても多くの憶測が流れた。
中には「実はゴムでできた人形である」「クロザルの一種」「射殺されたイヌイットではないか」という説もあった。
フランク・ハンセン氏は話が大きくなりすぎることを恐れたのか、アイスマンをを公表することを控えるようになりいつしかアイスマンは人々の前から姿を消した。
現在アイスマンはチンパンジーの死体を加工して作られたものではないかといわれている。
計測結果や現存する写真などから考えると、かなりの大きい上にスタイルも人間に近いことから、細工するならば相当大掛かりなものであったはずだ。
アイスマンが現在どこに保管されているか正確なことは分かっておらず、謎は深まるばかりである。