知名度: 3.0
発見難易度: 5.0
発見当時はクジラの死骸と報道された
2019年6月に千葉県富津市の海岸に漂着した白い体毛の怪物。グロブスターとはグロテスク・ブロブ・モンスターの略である。
全長約4メートルほどの巨大な生物は、発見当時クジラの死骸として報道された。
白い毛に覆われたその巨大生物に目やヒレは確認できず、とてもクジラには見えずグロテスク・ブロブ・モンスターと名付けられた。
尾のように見える箇所からは骨が露出していたという。
フィリピンにも漂着した
この巨大な生物が漂着したのは千葉県の海岸だけではない。
2017年2月にフィリピンのディナガット諸島カグディアナオ海岸でも同じ特徴の生物が発見された。
全長6.1メートル、重さ1.8トンの超巨体生物は地元住民たちを騒然とさせた。
千葉県の海岸に漂着した物体と同じく白い毛に覆われた体が特徴的であり、他のどの動物にも似ていないことから新種ではないかと噂が流れ、グロブスターである可能性が高いとされた。
白い体毛に覆われた巨大な物体の正体
動物保護団体オルカの科学・保全責任者はグロブスターについて「腐敗がかなり進んだ海洋生物の死骸だろう」と語る。
地元カグディアナオの調査チームによれば、フィリピンに打ち上げられたこの物体は死後2週間が経過したマッコウクジラではないかと発表した。
特徴的な白い体毛は、腐敗が進んだ筋繊維が体毛のように見えているだけだという。
海中で死んだ生物が地震などなんらかの原因で陸に打ち上げられたのだろう。