【未確認生物図鑑062】北欧神話に伝わる妖精エルフ

エルフの生態

頭髪以外に毛はほとんどなく、特徴的な尖った耳は「エルフ耳」と呼ばれる。

寿命はおよそ600〜1,000歳といわれ、とても長命である。プライドが高い性格で、他の種族との交流は比較的苦手。

人間とそっくりな見た目をもつエルフも多く、人間と見分ける方法として「エルフは身体のどこかに人間ではない部分を持っている」といい伝えられてきた。

現代のエルフは美しい見た目で、美しく、老いることなく優れた能力を持つ。

地域ごとにさまざまエルフが存在しているため、人間に良い影響を与えるものばかりではない。

いたずら好きなエルフ

エルフはいたずら者としても有名である。

エルフ「elf」という言葉には「いたずら者」という意味が含まれる。

エルフ・ショット「elf shot」と呼ばれる目に見えない矢に当たると、体が痺れたり突然命を失ったりする。

エルフが踊っている姿を見たものは突然視力を失ったり、原因不明の病に罹ったりすることもある。

ただしこれらは人間が解明できなかった病を、妖精の仕業だと解釈したのではないかといわれている。

光のエルフと闇のエルフ

北欧神話の中には「光のエルフ」と「闇のエルフ」が登場する。

光のエルフは人間ほどの大きさで、色白で美しく空を飛ぶ。人間に対して友好的で神に近い存在である。別名「白妖精」と呼ばれる。

人間と結婚しハーフエルフの子供を授かることもある。

闇のエルフは邪悪な性格で非常に醜い。岩や丘の中に住む小さな生き物で、魔力や霊力のある武器を作ることが得意。

手が長く足が短いため、直立すると手が地面につく。人間にいたずらをする邪悪な存在である。別名「黒妖精」と呼ばれる。