知名度: 5.0
発見難易度: 4.0
ペガサスとは
背中に大きな羽を生やし、空を自由に飛び回る白馬。ペガスス、ペガソスとも呼ばれる。
気性が荒く人を乗せることには向いておらず、ペガサスに選ばれた人間しか乗ることを許されない。多くの人を振り落としてきた様子を見た女神アテナにより、黄金の馬勒をつけられ制御できるようになったという。
多くの英雄たちの乗馬となりその活躍を支えたとギリシア神話に残されている。
ギリシア神話に登場するペガサス
ギリシア神話によると、海神ポセイドンとメデューサの間に生まれた子供がペガサスとされている。海神ポセイドンは馬と牛の神でもあり、子供はペガサスの他に神馬アリオンなどがいる。
ペガサスは母であるメデューサの体内にしばらく居続けたが、英雄ペルセウスがメデューサの首を切り取ったことにより体内から出てきたとされている。
その後英雄たちの乗馬となり冒険へ行き、数々の闘いで活躍した。冒険へ出ていない時は空を自由に飛び回ったり、泉のそばで水を飲んだりとのんびり過ごしている。
ペガサスとユニコーンは別の生き物?
よく混同されがちなペガサスとユニコーンだが、全く別の生き物である。定義として、ペガサスは「背中に翼を生やした空飛ぶ馬」、ユニコーンは「額の中央に1本の角が生えている馬に似た生き物」とされている。
登場する書物も異なり、ペガサスがギリシア神話に登場するのに対し、ユニコーンは旧約聖書や古典文学に登場する。
日本語ではペガサスは「天馬」、ユニコーンは「一角獣」と表され、現在の聖書では「一角獣」の箇所が「野牛」と訳されているためユニコーンは登場しない。
可愛らしいキャラクターとしてユニコーンが使われていることがしばしばあるが、実際は非常に強く、額に生えている角はゾウを倒せるほど強靭だといわれている。