【未確認生物図鑑013】アメリカの悪魔ジャージー・デビル

ジャージー・デビルの言い伝え

ジャージー・デビルはアメリカのニュージャージー州で言い伝えられている未確認生物である。伝説では、1735年にニュージャージー州南部に住んでいた一家で13番目の子どもが生まれる際に、難産で会った母親が「こんなに苦しませるなら悪魔が生まれればいい」と冗談で言ったところ、実際に生まれた子どもが母親の腕の中で怪物へと姿を変え天井を突き破り飛び去ったとされている。この家族は「ルーズ家」といい、母親はデボラ・リーズという実在する人物で、12人の子どもがいたことが記録されていた。

ジャージー・デビルは体長1～1.8m、顔は馬か羊、鹿に似た顔で目が赤い。胴体は黒い毛でおおわれ背中あるコウモリのような翼で空を飛ぶ。足跡は馬の蹄のような形だという。長いしっぽを持つ。

ジャージー・デビルの目撃情報

ジャージー・デビルはおもにアメリカのニュージャージー州で目撃されている。

• 1778年にハノーバー鉄工所で砲弾テストをしていたところ発見。発砲した弾が羽を貫通したものの、そのまま飛び去った。
• 1820年代に元スペイン国王のジョゼフ・ボナパルトがニュージャージー州で目撃した。
• 1909年1月16日から23日の間に30件以上の目撃情報が挙がった。この時ニュージャージー州以外でも目撃されている。
• 1980年にニュージャージー州の農家を襲い、馬の蹄の跡を残した。
• 1993年12月にニュージャージー州の自然公園を管理していたジョン・アーウィン氏がパトロール中に二本の足で立っている怪物を発見した。

ほかにも2007年、2008年にも目撃情報が挙がっている。

ジャージー・デビルの正体

ジャージー・デビルの正体については次のような説が噂されている。

• 中世代に生息したとされている翼竜が生き残っていた
• アフリカに生息するといわれているウマヅラコウモリがアメリカで発見された
• ミミズクやクマをジャージー・デビルを誤認した

なおそれぞれの説については立証がされていない。