知名度: 3.0
発見難易度: 5.0
印旛沼に出現した大きな生物
印旛沼の怪獣は1843年、千葉県の印判沼に出現した。
怪物の全身は真っ黒で、鼻は低く猿のような顔をしている。
体の大きさは全長約4.8メートル、顔周り約3メートル、手の長さは約1.8メートルと詳細な記述が残っている。
驚くべきことに口の大きさは、約1.5メートルもあったそうだ。
印旛沼の怪獣の目撃情報
「印旛沼の怪獣」と呼ばれているこの化け物は、印旛沼と利根川の水路工事をしていた者たちの前に突如現れた。
怪獣が雷のような大きな音を立てると、現場にいた見回りの役人ら13人が即死してしまったそう。
その後の行方は分からないが、日本に出現した未確認生物の中でも極めて凶悪な部類とされている。
どのようにして襲ったのかも分からず、謎の多い危険生物とされている。
ユーモア溢れる見た目とは裏腹に、遭遇した場合にはとても注意が必要な未確認生物である。
印旛沼の怪獣は本当にいるのか
怪獣の正体について、さまざまな憶測が飛び交っている。
ある人は資料の記述や見た目から、川に紛れたアザラシなどの海獣類を誤認したのではないかと考えている。
しかし海獣類であれば「大きな音を立てたせいで13人が即死した」という記述にはあてはまらない。
最も有力な説は、印旛沼の海獣が出現した話はフィクションで、印旛沼干拓事業を批判する地元の人々が作ったものではないかというものだ。
大きな声で批判できない人々の不満から印旛沼の怪獣は生まれたのかもしれない。