知名度: 4.0
発見難易度: 3.0
恐竜のような凶暴獣バニップ
オーストラリア南東部の湖や沼地に出現する未確認生物バニップ。
頭はカバやアザラシに似ており、体は毛に覆われていたと目撃者は言う。
恐竜と哺乳類の間のようなその異様な姿は、オーストラリアでは大昔から恐れられてきた。
体長1~5メートルと個体により差があるようだ。
雨期になると増水した河川や湖、沼地から這い出て人間を襲うと言い伝えられている。
ほえて相手を威嚇し、大きな2本の牙で人間を襲い捕食する。
特に女性や子供を好んで襲う恐ろしい生物なため、遭遇した場合は近づかず逃げた方がよい。
死をもたらす怪物とその伝説
オーストラリアにあるスリー・シスターズと呼ばれる岩山にバニップにまつわる伝説がある。
大昔、3人の美しい娘たちバニップに襲われた。魔術師である娘たちの父がバニップから逃れるため娘たちを岩に変え、自分はコトドリに変身して逃げた。
しかし魔術師は逃げる際に魔法の杖を谷底に落としてしまったため、魔法が解けることはなく3人の娘たちは今でも岩山のままである。
今でも岩山スリー・シスターズの周辺では魔法の杖を探しているコトドリのさえずりが聞こえるといわれている。
発見されたバニップの骨
バニップはアボリジニ語で「悪魔」や「悪霊」を意味する。
アボリジニの民話では災厄や病、死をもたらす恐ろしい怪物として信じられている。
民話の中だけの生き物ではないかと思われていたが、1846年にバニップと思われる骨が見つかった。
異様な形をした頭蓋骨で、ニューサウスウェールズ州の川で発見された。
極端に飛び出した下顎が特徴的な細長い頭蓋骨。極めつけは、大きな眼窩(眼球が入る骨のくぼみ)が1つあること。
誰も見たことのない頭蓋骨で、人々はバニップの骨に違いないと決定づけた。
その後も同じ川の周辺から異様な骨がいくつも出てきたことからも、バニップは実在するのではないかといわれている。
参考1:【ムーUMA情報】絶対に近づいてはいけない…先住民が「悪魔」と恐れるオーストラリアの凶獣「バニップ」
参考3:バニップ バンイップ
参考4:【永久保存版】世界各地の激レアUMA・22選! ドアーチュ、バニップ、アフール… 地球は未確認動物で満ちている!