知名度: 4.0
発見難易度: 3.0
凶暴な獣マラウイ・テラー・ビースト
2002年にアフリカ大陸のマラウイ僻地にて出現した凶暴な未確認生物。
はっきりとした外見の証言は得られていないが、突如現れ村の人々を激しく襲った。襲われた者の傷口から、鋭い牙と大きな体を持つことが推測できる。
2002年にも同じ生物と見られる獣が出現したが、翌年2003年にはさらに大きな被害をもたらした。
その凶暴さから人々にひどく恐れられている存在である。
凶暴さが及ぼした深刻な被害
恐ろしく獰猛なマラウイ・テラー・ビースト。
2003年に現れた時は少なくとも3人が死亡し、16人が手や脚を失うなどの重傷を負わされた。
死亡したのは2人の高齢の女性と1人の幼児であったという。遺体は頭蓋骨が噛み砕かれ、内臓が食い荒らされているほどの惨さだった。
深夜に現れて村を襲ったことから、目撃した者もいたがパニックであまりはっきりとした姿は覚えていないという。
この生物が出現した地域では、その被害の大きさから約4,000人が避難する非常事態となった。
獰猛な獣の正体
この事件は後日警察と狩猟者が暴れる獣を射殺したことによって終息した。
事件後マラウイ政府は「生物の正体は、狂犬病に感染した大型のハイエナである」と発表した。
狂犬病に感染した野生動物が凶暴化することは珍しいことではないが、この獣の目撃者達はとてもハイエナには見えなかったと証言している。
捕獲された獣と事件を起こした獣が同じ生物なのかは定かではなく、マラウイ・テラー・ビーストはいまだに捕獲されていない。
地元の人々は「射殺された獣が蘇り人間に復讐しに来た」と信じているという。