知名度: 4.0
発見難易度: 5.0
米国の田舎道で目撃された未確認生物
怪奇現象を紹介するWebサイト「Mysterious Universe」によると、メロンヘッド伝説の始まりはオハイオ州北部のカートランドやチャードン周辺。
町から少し離れると畑が広がる、緑豊かでのどかな田舎町である。
いつ頃からか全体像は人間に近いが、痩せた胴体に巨大な頭を持つ奇妙な生物の存在が噂され始めた。
髪が生えていない巨大な頭に恐ろしい顔つき、口の中にはサメに似た尖った歯が生えていたという。
メロンヘッドは地元のドライバーやハイカーなどを驚かし、恐怖に陥れる存在として話された。
メロンヘッドの生みの親はドクタークロウ!?
噂によるとメロンヘッドの誕生にはドクタークロウという科学者が関わっているようだ。
ドクタークロウは孤児や親に捨てられた子供たちを集めては森の中の研究所に連れ込み、非人道的な医学の実験をしたといわれている。
その結果、体はやせ細り頭は異常に膨れ上がってしまった子供たちが誕生した。やがて子供たちはドクタークロウを殺し、森の中でひっそりと隠れ住むようになる。
その子孫がメロンヘッドなのだという。
人間によって異常な姿にされてしまった経緯から人間を嫌い、遭遇してもすぐ姿を消してしまうが、近づきすぎると襲う習性があるようだ。
ただメロンヘッドの誕生に関わったドクタークロウにはたくさんの物語が存在し、今回紹介した説も数ある諸説の1つにすぎない。
メロンヘッド遭遇事例
メロンヘッドの目撃談の中で特に有名なのが、1964年にカートランドから西に10kmほどのウィックリフ郊外でおきた事例だ。
遭遇した10代の若者たちはドライブをしており、森の中でメロンヘッドらしき生き物を目撃した。
それを追いかけていた若者たちは森の中で道に迷い、やがて1人の男に出会ったという。
男は第二次世界大戦中に核兵器の開発に携わっていたが、そのせいか頭部が奇妙な形になった子供が生まれたのだとか。
つまり若者たちが目撃したメロンヘッドは森で出会った男の子供だったのだ。
男は「子供のことを黙っている代わりに、政府から大金をもらって隠れ住んでいる」と説明し、メロンヘッドを目撃した場所を口外しないよう若者たちに求めた。
しかし若者は約束を守らず、目撃したメロンヘッドについて友人たちに自慢した。