知名度: 2.0
伝説度: 5.0
アメリカ開拓時代に2人の神父がとある壁画を発見したことで知られることとなった。
ネイティブアメリカンの伝説
ピアサバードはイリノイ州に住むネイティブアメリカン、イリニ族の間で伝えられていた伝説の鳥だ。伝説の中でピアサバードはイリニ族に非常に恐れられており、人を襲うと伝えられていた。実際にイリニ族が住む村には、村が襲撃されたからピアサバードを撃退したという記録が残っている。
一つのネイティブアメリカンの部族で語られていた伝説の鳥ピアサバードが、世に知られるようになったのは、1600年代にアメリカを開拓していた神父によってピアサバードが、ミシシッピ川の高い崖に描かれた壁画を見つけたことがきっかけだった。
ピアサバードと名付けたのも壁画を発見した神父で、「ピアサ」という名前には「悪霊の鳥」、「人を食らう鳥」という意味が込められており、そこからその姿や名前が広がっていった。なおこの壁画は開拓時に壊されてしまったらしく、現在は残っていないという。
ピアサバードの特徴
ピアサバードの特徴を端的に表すと、ドラゴンのような姿だといえる。
バードという名前にあるように、背中には大きな翼を持っており、牛ほどの大きさの体は鱗におおわれている。顔は人間のような顔をしているにもかかわらず、シカのように大きな角を持ち、目は赤いという奇妙な姿である。尾を持っているが体を2周するほど長く、さらに先端は魚のおヒレのようになっているという。
現段階では、実際にピアサバードを見たという目撃情報は広がっておらず、特徴に関しては壁画や伝説上の情報しかない。