知名度: 2.0
実現可能性: 5.0
写真や鳴き声と思しき音声など、その存在を裏付ける証拠が多く挙がっている。
実在可能性が高い未確認生物
チャンプは数ある未確認生物の中でも、実在している可能性が高いとされている未確認生物である。というのもアメリカのシャンプレーン湖で幾度となく目撃されており、チャンプの存在を示す証拠が多く見つかっているためだ。
その1つが写真だ。チャンプは1977年に休暇で湖を訪れた女性が、湖面に突き出た不審なものを発見しその姿を撮影。女性は5分ほどこの生き物の姿を目撃していたと証言している。なおこの写真にはトリックが全くないことが証明されているものの、クロールで泳いでいる人ではないかという意見も寄せられている。しかしながら5分以上この体制でいたとすれば、クロールで泳ぐ人の可能性は非常に低い。
ほかにも2003年には、テレビ局の番組企画でこの場所を訪れた撮影班が、チャンプの鳴き声と思しき声の撮影に成功している。音声はクジラやイルカといった海洋生物に似ていたものの、淡水湖であるシャンプレーン湖にはそのどちらも生息していないため、この音声がチャンプのものではないかとされた。
チャンプの正体
チャンプの正体についてはさまざまな説が語られている。その一つが恐竜の生き残りである説だ。しかしこれに関しては、本来であれば絶滅しているはずの恐竜が生き延びているとすれば、数十~数百頭いなければならず、シャンプレーン湖のような場所でそこまで多数の恐竜が発見されずに生きることは不可能であるとこの説を否定する意見もある。
ほかにもチョウザメやガーといった巨大魚を見間違えた説、カワウソが大量に群がっているのが一つの大きな生物に見えた説、木の幹を生き物だと見間違えた説、ワニや湖に生息しているほかの生き物を見間違えた説などもあるが、そのどれも確実なものだと証明されていない。