【未確認生物図鑑042】北米大陸の巨大な鳥ビッグバード

ビッグバードの特徴

ビッグバードの大きさは3メートルだが、翼を広げると10メートルにもなるという。さらに目撃情報の中には、家畜や人が襲われたというものもあり、発見された地域では危険な生き物として認識されていることも少なくない。またビッグバードには鳥形と翼竜型の2つのタイプの目撃情報が挙がっており、それぞれで特徴が微妙に違う。

鳥型のビッグバードは、名前の通り鳥のような見た目をしたタイプだ。黒や灰色の毛を持ち、首周りだけ白くリングのような形をした模様がある。頭部には毛が生えておらず、クチバシが非常に長いことも特徴だ。

また翼竜型はまるでプテラノドンのような翼を持つ恐竜の仲間のような特徴を持つ。鳥型とは違い翼竜型には毛が生えておらず、羽も鳥のそれではなく、コウモリのような骨に皮が張っているような形をしているという。また顔はワニのような顔をしているという目撃情報がある。

ビッグバードの正体

ビッグバードの正体については複数のうわさがある。その一つが古代鳥の生き残りではないかという説だ。

実際に中新世には「アルゲンタビス」という古代鳥が南米に生息していた。この鳥は翼を広げると7メートルもの大きさになり、コンドルのように空を飛びながら生活していたと考えられている。ほかにも「テラトルニスコンドル」の生き残りだという説もある。これらの生物は絶滅したとされているが、もし生き残りであれば絶滅せず、人目につかない場所で生きていたことになる。

古代鳥ではなく、「カリフォルニアコンドル」や「オオワシ」など今も生きている生物を見間違えたのではという説も語られている。

ビッグバードの伝説

北米大陸では、昔から落雷をもたらす鳥「サンダーバード」の伝説が伝承されていた。サンダーバードはワシのような姿をしており、雷を操れるという伝説がある。またサンダーバードは怪物や悪霊と戦うことで人間を飢餓から救い、食料を運んでくれるとされている。

実際にサンダーバードの伝説が伝承されている地域では、サンダーバードの姿が像になっていたり、民族衣装のシンボルとして使われていたりする。

もしかしたらビッグバードは、この伝説上のサンダーランドなのかもしれない。