【未確認生物図鑑036】アメリカの狼男ミシガンドッグマン

ミシガンドッグマンが生まれた不思議ないきさつ

ミシガンドッグマンは不思議ないきさつでその存在が明らかとなった。

ことの発端は1987年、アメリカのラジオDJをしていたスティーブクックが「The Legend」という曲を作り公開した。この曲のに出てくる「ミシガンドッグマン」という生き物は、当時クックが自身の想像を元に生み出した空想上の生き物で、彼はエイプリルフールのネタとしてこの曲を書き上げ公表した。

ところがその曲が公開されてから、リスナーから続々と曲に出てくる生物を目撃したことがあるという内容の電話が届いたという。彼はその後何年にもわたって同様の報告を受けたといい、ついにその数は100件を超えた。

ミシガンドッグマンの伝説

ミシガンドッグマンは実はアメリカの伝説に登場する生き物であった。

最初にミシガンドッグマンと遭遇したとされているのは1887年。ウェックスフォード郡で2人の木こりが人間の体と犬の頭を持っている生き物と出会ったことに始まる。

さらに1937年にはクックがDJをしていたミシガン州でも発見されている。ミシガン州でミシガンドッグマンに襲われた男性は、5匹の野犬に襲われたものの、その中に1匹が2本足で歩いていたと証言している。また1950年代にはアレガン郡にて、1967年にはマニスティーとクロスビレッジでも目撃情報が挙がった。

これらの情報は、すべて当時から広く語られていたものではなく、クックが「The Legend」という曲を発表してから、まるで証拠が公開されていくように続々と世に出た情報だとされている。