知名度: 1.0
飼育したい度: 5.0
見た目はカワウソに似ているとされているものの、大きさは2mとカワウソよりも大きい。
ドアーチュの特徴
ドアーチュは見た目はカワウソに似ているとされている。その特徴は下記の通りである。
- 体長は2mほど。
- 全身白い毛でおおわれており、背中には褐色の十字架がある。
- 足にはオレンジの水かきをもっているため泳ぎが早い。
- ペアで行動するといわれている。
- 凶暴な性格で水中や水上、水辺の生き物を襲う。
- 集団で行動する知能の高さをもっており、仲間の復習をしたり縄張り意識が強い生物である。
ドアーチュの伝説
ドアーチュはもとはアイルランドに伝わる伝説上の生き物だった。
ある日アイルランドのグレネード湖で洗濯をしていた女性が死体で発見された。彼女の夫は彼女の悲鳴を聞き、湖に駆け付けたものの彼が到着した時にはすでに彼女は息絶えていた。彼女の死体には血まみれになったドアーチュがもたれかかっていたという。彼はそのドアーチュの心臓を一突きし殺しだが、その際にドアーチュは口笛のような音を立てて仲間を呼んでしまう。その後ドアーチュの仲間が駆け付け男性を襲ったが、男性はドアーチュとの戦いの末襲ってきたドアーチュを返り討ちにした。
その後女性の墓石にはドアーチュが描かれ、これがドアーチュの伝説になったとされている。この墓石に書かれているドアーチュは、その特徴がカワウソというよりは犬に近いといわれている。
ドアーチュの正体
ドアーチュの正体については諸説あるが、一説によると実在したカワウソの一種である可能性が高いという。
というのも17世紀から目撃情報が挙がっていたドアーチュだったが、2003年にドアーチュの影と思われる影が目撃されて以降、目撃情報が全く挙がっていない。このことから実はドアーチュは実在した大きなカワウソの一種で、現在は絶滅してしまったと考えられている。
南米に生息している大型のカワウソはここ数年でその数が激減しており、その可能性の高さを示唆している。