目撃情報だけでなく足跡の石膏型が残っているものの、未だに未解明な部分も多い。
知名度: 3.0
巨漢度: 5.0
ビックフットの生態
ビックフットは一般的に体長2~3m、体重は200~300kgだとされている。その体の大きさから歩幅は1~1.5mもあり、足のサイズは47cmほど。筋骨隆々の体は、褐色または灰色の毛が覆っている。一方でゴリラのように顔には毛が生えず、鼻は低く、目の部分がくぼんでいる。体臭が強烈だという説もある。
一見二足歩行の大きなゴリラのようなビックフットには、猿人やギガントピテクスの生き残りだという説があり、長年実在するかどうかについて論争されている。しかしながらアメリカでは、幾度となくビックフットの物だと思われる大きな足跡が発見され、中には石膏型が取られているものもある。
学会でビックフットが実在していることを論じているアイダホ州立大学の解剖学・人類学准教授のジェフリー・メルドラム氏は、科学的な根拠があると証言している。一方でほかの生物と誤認している説や狂言である説とともにその存在を否定している人も多い。
ビックフットの目撃情報
ビックフットの目撃情報は主にアメリカで挙がっている。最も古いとされている目撃情報は1924年のもの、ワシントン州のエイプ・キャニオンで炭鉱夫らが発見した。彼らは発見当初銃弾を撃ち込んだが、その晩ビックフットが複数頭で小屋に襲いかかったという。攻防は朝まで続いたが、その後恐怖で彼らは逃げ出している。
1940年にはネバダ州で2.4mものビックフットが牧場を襲撃しているところを目撃。農場を管理していた農夫は恐怖のあまり逃げたが、翌日農場に戻ると魚の塩漬けの樽がひっくり返されており、周囲には大きな足跡が多数残っていた。
このほかにも多くの目撃情報が挙がっている。
FBIが調査に乗り出した過去も!?
ビックフットに関してはアメリカのFBIも調査を行っている。調査は1976年にBIC(The Bigfoot Information Center and Exhibition)の要請によって、ビックフットのものと思われた体毛について行われた。調査は光学顕微鏡などを用いて行われたという。
この調査はFBIのアシスタントディレクターであるジェイ・コクラン氏によって、1977年2月24日にBICへとその結果が報告されている。結果によると、BICより提供された体毛はシカのものであるとされた。