知名度: 4.0
危険度: 5.0主に南米にいるとされる吸血未確認生物、チュパカブラ。
家畜を襲ったこともあるといわれているほど凶暴。
クリエイター:黒鳥清花
チュパカブラの特徴
現在では身長1メートル~1.8メートル。その全身は毛におおわれており、目は赤く牙が生えているとされる。背中にとげがあったという目撃情報もある。歩行時には直立することもあり、2~5メートルをカンガルーのようにジャンプして移動していたという情報や、翼で飛んでいたという情報までさまざまだ。
報告されているチュパカブラの特徴はその時期ごとに変化していっている。チュパカブラの目撃情報が出始めた1995年頃には二足歩行の背中にとげが生えているという情報が多く出ていたものの、1990年代後半には四足歩行という情報が多くなる。2000年頃になると情報のほとんどが四足歩行のものとなった。
チュパカブラの危険性
チュパカブラはその凶暴性も話題を呼ぶ要因となった。血液を吸われるというチュパカブラの被害は家畜だけでなく人間にも及んだ。実際にチュパカブラに血液を吸われたとされる首周辺には2か所から4か所の穴があいていることが多く、細長い舌で穴をあけ血を吸っているという説や、牙によって開いた穴である説などがあがっている。
被害については現地でもニュースとして取り上げられることもあった。中には日本でも一部報道されている。被害件数はチュパカブラによるものだという憶測を含めると1,000件を軽く超えているとも言われている。
チュパカブラの正体
チュパカブラの正体については諸説ある。その一つが疥癬(かいせん)に感染したコヨーテであるというものだ。疥癬は毛が抜け落ちるという症状があらわれるが、毛が抜けしわが寄った姿は見慣れない生物にも見える。またコヨーテは疥癬を患うと重症化しやすいといわれており、この特徴は2000年代から多く目撃情報があがっていた「四足歩行をするチュパカブラ」に一致する。
さらに疥癬を患ったコヨーテは非常に弱っているため、野生の動物を捕まえることが難しくなり、比較的捕まえやすい家畜を襲うことにもうなづける。実際にチュパカブラの目撃情報のうち病気を患ったコヨーテだと判明しているものも数多くあるという。
ほかにもアカゲザルの見間違いであるという説や、オカルト集団が家畜を襲った説、生物兵器説などあらゆる説が唱えられている。